2012年03月27日

Doing what it does best

年度末なので一本上げておきます。

通勤電車で座れない時は、荷物を荷棚に上げて、先月入手したKindle touchで色々読むのが習慣になっています。
最近は洋書は全く買ってなく、専らEconomistですが(´・ω・`)

その今週の社説で、"Britain's budget This way, sir"というのがありました。
http://www.economist.com/node/21551067
英国のオズボーン大蔵卿の2012年度予算案がなかなか宜しい、という内容なのですが、
記事中の小見出し、Doing what it does bestというのがなかなか印象的なフレーズでした。
つまり、「一番うまく出来ることをやれ」と。

英国が世界に冠絶した強みを持つのは、金融業や対内直接投資(=端的に言えば、グローバリゼーションの果実)であり、
サブプライム金融危機があったからといって、今更、「虚業を脱して製造業にシフトするぞ」だの「大企業よりも、可哀想な中小企業を優遇しよう」だのいうのは、ナンセンスであるということを言っています。

僕は、これは非常に示唆的な言葉だと思いました。
というのも、人というのは、何かショックがあると、必ず思考の針が極端に振れる傾向があると思われるからです。
例えば、日本で起こったニュース的な出来事を考えてみると、姉歯マンション耐震偽装や、コンニャクゼリー、狂牛病騒動、原発事故、AIJなど、色々ありましたが、これら全て、後に規制強化の方向に向かいました(現在進行中のものも含めて)。

その良し悪しはここでは言及しませんが、それでも、やれ日本の原発安全神話が崩壊したからといって、じゃあ日本の原子力技術は本当にpoorだったのかとか、あらゆる点について、一度立ち止まって考えてみる必要があると存じます。
何らかのショックによって、思考の針が極端に振れることで、本来の"what Japan does best"を忘れてしまうことを、僕は大変懸念しています。

また、これは個人レベルでも役立つ格言だと思います。
よく言われることですが、やはりある程度の年齢(大学生ぐらい?)になったら、自分の一番の強みを伸ばすことに専念した方が良いように思われます。
試験勉強の場面では、自分の苦手を潰すことが重要課題ですが、人生においては、苦手なことを懸命にやったところで高が知れています。
比較優位の原則が示唆するように、自分が一番得意なことに専念した方が、はるかに費用対効果が良いのではないでしょうか。

もちろん、色々な勉強や経験をして、視野を広げることも大事だと思います。
自分の本当に得意なことが見つかっていない可能性もありますし、見えない選択肢が見えてくるようになる可能性もあると思います。
それでも、不得手なことに拘泥してもしょうがありません。得意なことを極めましょう。

たった1つのフレーズから、ここまで妄想を広げて書いてしまいました(*´ω`*)
posted by あうあう at 21:47| Comment(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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