2011年12月25日

2011年ベスト経済図書

今年も、日経新聞「エコノミストが選ぶ経済図書ベスト10 」が発表された。
結果は以下のとおり。

tosho2011.jpg

栄えある一位は、
ラインハート&ロゴフの「国家は破綻する」。
まさに貫禄のランクイン。2位とのスコアも圧倒的ですね。
原題の“This Time is Different”というのも、本当に示唆的な言葉で、
昨今の中国不動産バブルや、日本国債バブルも、この一言で正当化されそうな風潮があり、
非常に危惧を抱いております。

他に読んだことがあるのは、
ラジャン「フォールト・ラインズ」
翁邦雄「ポスト・マネタリズムの金融政策」

ぐらいで、今年の読書不足を痛感しました。

個人的には、
佐々木融「弱い日本の強い円」や、
西沢和彦「税と社会保障の抜本改革」
もランクインして良いと思ったのですがね。

昨年の結果に比べると、新書は姿を消し、レベルが上がったのではないかと感じます。

フォールト・ラインズは、邦訳が酷過ぎるだけで内容は素晴らしいので、
訳者さえ真っ当なら2位につけた気はしますね。

昨日、スカイプで色々友人と話して思ったのですが、
Twitterのようなソーシャルメディアの普及によって、経済学者の社会的な影響力は、これからどんどん増していくのではないかと思いました。
大企業・団体が社会に影響力を持つというこれまでの構図はもちろん変わらないと思いますが、
ソフトパワーを持つ個人が、徐々に社会に影響を及ぼしていくようになる。

例えば、もう既に賞味期限が切れた感がありますが、孫正義が「脱原発」をTwitterで唱えただけで、
フォロワーが、クワーッと同調する不気味な社会現象も起こりましたし、
(とはいえ、孫氏はTwitterを活用し、地下鉄に電波が入る動きを作ったので、その点は評価)
そういう意味で、真っ当な経済学者を色々フォローしておくのは、良いのではないかと思います。

ただ、理論・思考の体系が背景にないと、断片的な知識・アイデアの寄せ集めになるのも否めません。
やはり、読書は大切です。
posted by あうあう at 09:39| Comment(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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